
所蔵品
五島美術館の所蔵品は、創立者五島慶太(1882−1959)が戦前から戦後にかけて収集した日本と東洋の古美術品(明治期以前)をもとに構成されています。慶太翁のコレクションは奈良時代の古写経の収集からはじまり、自らを「古経楼」(経典を収蔵する楼閣の意)と号し、古写経のコレクションでは日本一と自負するほどでした。やがて、その収集は禅宗僧侶の書「墨跡」に広がり、これを契機に茶の道に入ります。茶の湯は美術鑑賞の多様さを統一しなければなりません。慶太翁は一層美意識を育み、絵画や書は床掛けに、工芸品は茶器として、そのコレクションは充実していきました。残念ながら慶太翁は開館前年にこの世を去りましたが、この語の追加購入や、福井家からの刀剣、文房具の宇野雪村コレクションなどの寄贈品も含め、絵画、書跡、茶道具、陶磁器、古鏡、刀剣、文房具など所蔵品は多岐な分野にわたり、現在、国宝5件、重要文化財50件を含む約4000件の美術品を所蔵しています。
主な所蔵品の時代分布図
