概要

五島美術館入口

沿革

沿革

五島美術館は、昭和35年(1960)4月18日に私立(財団法人)の美術館として、東京都世田谷区上野毛(かみのげ)に開館しました。美術館設立の構想は、東京急行電鉄株式会社の元会長・五島慶太(ごとうけいた 1882−1959)によるものです。慶太翁は鉄道事業のかたわら、半生をかけて古写経をはじめとする貴重な美術品の数々を蒐集しました。自らの所蔵品を広く公開する美術館の設立は慶太翁の宿願であり、精力的にその準備を進めていきましたが、開館を目前にして完成した姿を目にすることなく世を去りました。
この美術館設立を機に、東京都目黒区にあった大東急記念文庫が五島美術館の建物内に移転しました。同文庫は昭和23年(1948)に当時の東京急行電鉄株式会社を東京急行電鉄・京浜急行電鉄・京王帝都電鉄・小田急電鉄・東横百貨店の五社に分離・再編成する記念事業として企図され、昭和24年(1949)4月20日に開庫したもので、慶太翁が一括購入した久原文庫と井上通泰氏の蔵書を発足時の根幹としています。以後現在にいたるまで、研究者を対象とした閲覧公開などの教育・研究活動を続けています。
開館後の五島美術館は、大東急記念文庫とともに数々の名品を所蔵する文化施設として展覧会を中心に幅広い活動を展開してきました。平成22年(2010)には開館50周年を迎え、これを記念して本館建物を改修いたしました。また平成23年3月1日、五島美術館と大東急記念文庫は合併し、翌24年4月1日からは公益財団法人として認可を受け、次の半世紀へ向けて新たな装いで歩みをはじめています。

五島美術館庭
五島慶太

五島慶太(1882−1959)

五島慶太

東京・上目黒にあった「大東急記念文庫」の書庫