無学祖元墨跡 偈頌
重要文化財
無学祖元墨跡 偈頌
むがくそげんぼくせき げじゅ
紙本墨書/一幅 鎌倉時代・弘安九年(1286)
縦39.8cm 横64.9cm 五島美術館蔵
無学祖元(1226〜86)は、中国浙江省明州の出身。鎌倉幕府第八代執権北条時宗(1251〜84)の招きで来日、鎌倉・建長寺に入り、後に円覚寺の開山となった。本幅は、「欽禪者」(きんぜんじゃ)という人物に与えた、禅の修行のあり方を説く偈頌(仏教の思想を示す韻文)。詳細は不明。「弘安九年(1286)六月九日」とあり、歿する3ヶ月前、無学61歳の書。料紙には、雲母刷(きらずり)による柳や建物など山水図らしき文様がかすかに残る。