無準師範墨跡 「山門疏」(勧縁疏)
国宝
無準師範墨跡 「山門疏」 (勧縁疏)
ぶじゅんしばんぼくせき 「さんもんそ」(かんえん そ)
絹本墨書/一幅 南宋時代・13世紀
縦44.5cm 横132.0cm 五島美術館蔵
無準師範(1177〜1249)は、日本の禅宗に強い影響を与えた、南宋時代の禅僧。本品は、無準が中国径山の万寿寺にいた紹定五年(1232)以降、淳祐元年(1241)までの書。寺内に万年正続院が落成した際の勧進(かんじん)の偈(韻文)とその序文で、さらに大仏宝殿や法宝蔵殿の建設のための施財を熱望する。国宝指定に際し、「山門疏」とされたが、内容から「勧縁疏」と呼ぶべきものと考える。江戸時代の大名茶人小堀遠州(1579〜1647)の仲介で、加賀藩主前田利常(1593〜1658)が、京都・東福寺から金500枚で購入したと伝わる。