のんこう黒楽茶碗 銘 三番叟
のんこう黒楽茶碗  三番叟
のんこうくろらくちゃわん めい さんばそう
陶器/一口 桃山時代・17世紀初期
高7.6cm 口径11.0cm 底径5.7cm 重324.3g 五島美術館蔵
楽家三代目の道入(どうにゅう 1599〜1658)は、二代目常慶(?〜1635)の息子。通称名「のんこう」は、千宗旦(1578〜1658)から贈られた竹花入「ノムカウ」に因むという。楽家歴代随一の名工とされ、道入以降の艶やかな光沢のある黒楽の釉薬は、窯焚きの際に鞴(ふいご)を用い、より高い温度で焼成したためと考えられている。本品は、厚い幕釉が垂幕のように掛かり、口縁は山道をなして変化に富む。銘は、能楽の演目「式三番」の最後に、黒い老人の翁面をつけて舞うもの。命銘は裏千家九代石翁玄室(不見斎 1746〜1801)。