色紙帖(新古今和歌集) 本阿弥光悦筆 伝 俵屋宗達下絵
しきしじょう(しんこきんわかしゅう) ほんあみこうえつひつ でん たわらやそうたつしたえ
紙本著色・墨書/一帖(36枚) 江戸時代・17世紀
(本紙一紙)縦18.1cm 横16.8cm 五島美術館蔵
『新古今和歌集』36首(巻第五「秋歌下」504〜521番、巻第十「羇旅歌」954〜967番、巻第十一「恋歌」1034〜1037番)を、本阿弥光悦(1558〜1637)が一首ずつ書写した色紙36枚。下絵は、俵屋宗達(?〜1640頃)が描いたと伝え、36枚のうち34枚が二枚一組として同主題の四季花鳥図を描く。金銀泥を主体に文様化した花や草木、鳥、波等の一定のパターンを用いているところから、数人の職人絵師による工房制作だろうか。