公益財団法人 五島美術館

建物・庭園

建物(本館)は、和様空間の案出に秀でた芸術院会員・吉田五十八(よしだいそや 1894-1974)が設計しました。王朝貴族の建築様式である寝殿造の意匠を随所に取り入れた建物は、近代建築史における貴重な建造物として注目されています。昭和36年(1961)には第二回建築業協会賞を受賞しました。それから約半世紀を経た平成24年(2012)、開館当初の姿を可能な限り留めながら館内設備を刷新し、展示室を増設するなど大規模な改修を果たしました。2013年度グッドデザイン賞(グッドデザイン・ベスト100)を受賞しています。

本館正面

本館入口

展示室1

展示室2

集会室

本館中庭

敷地は庭園を含めると約6000坪。武蔵野の雑木林が多摩川に向って深く傾斜する庭園には、「大日如来」や「六地蔵」など伊豆や長野の鉄道事業の際に引き取った石仏が点在し、ツツジ、枝垂桜など、季節ごとに多彩な花を咲かせます。散策路には明治時代に建てられた茶室「古経桜」(こきょうろう)や、慶太翁が古材を使用して作らせた立礼席の茶室「冨士見亭」<共に非公開>があり、これらは様々な茶会に利用されています。この2つの茶室は五島美術館本館と共に、平成29年(2017)10月27日付をもって国の登録有形文化財(建造物)になりました。

シダレザクラ(世田谷名木百選)

ツツジ

大日如来

菖蒲池周辺

茶室「古経楼」(非公開)

赤門