好色五人女 こうしょくごにんおんな 紙本木版/五冊 江戸時代・貞享三年(1686) (各)縦26.1cm 横18.9cm 大東急記念文庫蔵 井原西鶴(いはらさいかく)著の浮世草子。当時、実際に世間を騒がせた事件に取材し、「お夏清十郎」「樽屋おせん」「おさん茂右衛門」「八百屋お七」「おまん源五兵衛」の五つの物語を挿絵入りで綴る。「好色」というより一途で純情な女性たちの悲恋がテーマだが、最後の一話のみはめでたく結ばれた形で終わる。大坂の本屋、森田庄太郎の出版。