四季花鳥図屏風 尾形乾山筆
しきかちょうずびょうぶ おがたけんざんひつ
紙本著色/六曲一双 江戸時代・寛保三年(1743)
(各)縦144.0cm 横329.0cm(図は右隻) 大東急記念文庫蔵
尾形乾山(深省 尾形光琳の弟 1663〜1743)の大画面の代表作品。白鷺と様々な草花をモチーフに四季の情景が展開する。左隻の款記「皇州逸民紫翠/深省八十一歳写」から、晩年の81歳の作とわかる。『住吉家古画留帖』巻第六(東京藝術大学附属図書館蔵)の中に右隻と同じ図様の屏風で、筆者を「光琳筆」とする縮小した模写図があり、本図は光琳画をもとに描いたという説がある。