公益財団法人 五島美術館
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重要文化財

大手鑑「筆陣毫戦」

おおてかがみ「ひつじんごうせん」

紙本墨書他貼付/一帖 奈良〜江戸時代・8〜17世紀

(台紙一紙)縦39.4cm 横45.8cm 五島美術館蔵

「手鑑」とは、古筆切や著名な古人の筆跡を集め、帖に仕立てたもの。アルバム状の台紙に断簡や一紙を貼り込む。「手」は筆跡、「鑑」は手本や模範となるものの意。冒頭に伝聖武天皇筆「大聖武(賢愚経)」(奈良時代・8世紀)の断簡を貼り、次いで歴代の天皇・貴族・歌人・高僧の筆と伝承される断簡等を配列し、各作品の右上には「極札」(鑑定内容を記し、極印を押した小型の短冊)を付す。桃山時代を端緒とし、江戸時代初期に公卿や大名家を中心に制作が流行した。本品は福岡藩の黒田家で作られ、伝世したもの。表に「筆陣」、裏に「毫戦」と書した外題があり、極札によると、烏丸光広(からすまるみつひろ 1579〜1638)の筆という。奈良時代から江戸時代に書写された写経や歌集、書状、日記、漢詩文など表裏合わせて256葉を収める。