公益財団法人 五島美術館
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重要文化財

高野切古今集(第一種) 伝 紀貫之筆

こうやぎれこきんしゅう(だいいっしゅ) でん きのつらゆきひつ

紙本墨書/一幅 平安時代・11世紀

縦25.9cm 横40.8cm 五島美術館蔵

『古今和歌集』ではまとまった量が残る最古の写本の断簡。全20巻であった巻子本のうち、本品は巻第一の巻頭部分にあたる。名称は、豊臣秀吉(1537〜98)が巻第九の一部を和歌山・高野山文殊院の木食応其(もくじきおうご 1536〜1608)に与えたことに由来。筆者は平安時代の歌人紀貫之(870?~945?)と伝わるが、実際には3人が分担した寄合書きと考えられており、書風の違いによって第一種・二種・三種と分類する。料紙は、全面に雲母砂子(きらすなご)を撒く。「第一種」は、このほか巻第九の断簡と、完本として巻第二十(1巻 国宝 高知県立高知城歴史博物館蔵)が残る。