公益財団法人 五島美術館
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光悦黒楽茶碗 銘 七里

こうえつくろらくちゃわん めい しちり

陶器/一口 江戸時代・17世紀

高8.7cm 口径11.9cm 底径5.3cm 重量336.7g 五島美術館蔵

本阿弥光悦(1558~1637)は、刀剣の鑑定を家業とする京都の本阿弥家の別家に生まれた。書や陶芸に優れ、漆工の蒔絵の意匠や制作の指導を行ったと伝わる。本品は、腰の部分が角張ったタイプの半筒形の茶碗。手捻りで成形した後、全体を篦(へら)で削り薄く仕上げる。高台は低く、畳付(たたみつき)は平らで目跡が五つ残る。漆黒の釉薬が掛かり、見込みや側面、腰などに、釉薬を意図して掛けない部分(掛けはずし)がある。光悦から楽家二代常慶(じょうけい ?~1635)に宛てた手紙(京都・樂美術館蔵)があり、光悦の黒楽茶碗は、楽家で焼かれたことが知られる。銘は所有者名からのもの。