公益財団法人 五島美術館
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重要美術品

井戸茶碗 銘 美濃

いどちゃわん めい みの

陶器/一口 朝鮮時代・16世紀

高8.8cm 口径15.3cm 底径4.5cm 重量387.8g 五島美術館蔵

「井戸茶碗」とは、朝鮮時代に朝鮮半島で焼かれ、日本の茶の湯で用いられた高麗(こうらい)茶碗の一種。侘茶の茶碗の最高位として評価されてきた。井戸の名称については、諸説あるが不明。本品は、井戸茶碗の中でも10指に数える名碗。竹節高台(たけのふしこうだい 竹の節の上下わずかのところを切り取ったような形の高台)が鋭く削り出され、高台近くにあらわれる梅花皮(かいらぎ 釉薬のちぢれ)も鮮やか。一部青みを帯びた枇杷色の釉薬が掛かり、形姿は端正である。銘の由来は、かつての所有者が美濃守だったからであろうか。姫路藩主酒井宗雅(そうが 1755~90)、雲州の松江藩主松平不昧(ふまい 1751~1818)が所持した伝来をもつ。