公益財団法人 五島美術館
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亀甲蒔絵棗

きっこうまきえなつめ

漆器/一合 室町時代・16世紀

高8.0cm 胴径7.8cm 底径3.8cm 五島美術館蔵

「棗」とは抹茶を入れるための器。本作は、甲面が平たく肩が張った姿。黒漆地に金平目粉を蒔いて地蒔(じまき)とし、薄肉高蒔絵で花菱亀甲文を数個ずつ繋げて散らす。亀甲文は一部重なり、下の亀甲文の縁が透けて見えるものもある。付属する仕覆の箱蓋裏に表千家九代了々斎宗左(りょうりょうさいそうさ 1775~1825)の書付「蒔繪棗/紹鷗所持之内/了々斎(花押)」があり、本作を室町時代の茶人武野紹鷗(たけのじょうおう 1502~55)所持とする。伝世の蒔絵棗における最古の遺品のひとつ。