千宗旦作茶杓(共筒) 銘 僧正 せんそうたんさくちゃしゃく(ともづつ) めい そうじょう 竹製/一本一筒 江戸時代・17世紀 長17.5cm 筒長20.8cm 五島美術館蔵 千宗旦(1578〜1658)は、千利休の孫(千家第三世)。この茶杓は、特に景色のある一本で、宗旦作の典型のひとつとされる。僧侶の最高位「僧正」の銘は、自ら筒書したもの。会心の作によるものか。副筒は覚々斎宗左(かくかくさいそうさ 原叟 1678〜1730)。