三彩貼花文鍑 さんさいちょうかもんふく 陶器/一口 唐時代・8世紀 高17.7cm 口径13.5cm 胴径21.6cm 五島美術館蔵 「唐三彩」は、中国唐時代の7世紀末期から8世紀前半にかけて、1100度より低い温度で焼成する、2種類以上の色釉を掛け分けて彩られた陶器。貴族の墓の副葬品と考えられている。鍑は、3足のついた青銅器の釜のこと。胴に型押しの花文を貼り付けている。地の部分に褐釉、花文の部分に藍・緑・白の三彩釉が掛かる。3本のがっしりとした獣足がつき、堂々とした作行を示す。