公益財団法人 五島美術館
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国宝

金銅鞍金具

こんどうくらかなぐ

金銅製/一背分 三国(新羅)時代・6世紀

[前輪]幅51.5cm [後輪]幅65.2cm(写真は後輪) 五島美術館蔵

鞍は、馬の背に固定して、騎手の身体を安定させる道具。鞍金具は、木製の硬式鞍の一部に用いられる。身体を前後からはさみ安定させる前輪(まえわ 馬の前方側)と後輪(しずわ 後方側)の外周の縁部分である覆輪(ふくりん)、海(うみ 前輪・後輪の外半分)や磯(いそ 前輪・後輪の内半分)の飾金具である海金具・磯金具などがある。本品は、頑丈な覆輪と海磯の飾金具の一部を残す。磯金具の中央に龍が珠を銜むのが残り、龍文透彫の意匠と推定できる。応神天皇陵陪塚である誉田丸山古墳(大阪府)出土の馬具類(国宝)に匹敵する。また、海を二分する形式は、藤ノ木古墳(奈良県)出土の鞍金具(国宝)にもあるが珍しい。