
重要美術品
銘帯鏡 居攝元年銘
めいたいきょう きょせつがんねんめい
青銅製/一面 中国・前漢時代末期・居攝元年(6)
径13.2cm 重量399.6g 五島美術館蔵
銘帯鏡は文字の形にこだわり、銘文が主要な文様となった鏡。内側の紋様から連弧紋鏡(れんこもんきょう)とも呼ぶ。本鏡の銘文には、誰もが抱くであろう豊かな生活への希求、夫婦和合の願いが込められている。居攝(きょせつ)は王莽(おうもう 前漢から政権を奪い新を建国し皇帝となった人物)が摂政となったことを記念して改元した年号。